2006/2/23

「ベルヴィル・ランデブー」03年(C+)
製作:フランス、ベルギー、カナダ、イギリス
監督:シルバン・ショメ

冒頭の太った婦人のお尻に挟まった小男からユーモア満載。

電車が通る線路沿いに住む
ちょっと生活に疲れた感のあるおばあさんと
太った犬と、足だけ膨れ上がったガリガリの男。
自転車を漕いで疲れた足を掃除機でマッサージ。
すごくまずそうなご飯(><;
自転車を漕いでレコードをかける。

自転車レースでブタまで自転車に乗ってる。
太った犬をパンクしたタイヤの代わりにする。
レースに脱落した選手が船で遠くへ連れ去られてしまう。
応援していたおばあさんは犬と一緒に船を追いかける。
自由の女神も太ってます。

見知らぬ土地で
3人の女ミュージシャンの世話になるおばあさん。
湖に爆弾を放り投げて
吹っ飛んで落ちてきたカエルを網で捕まえる。
足がピクピク動いてるカエルのスープ・・(><;
新聞紙、冷蔵庫、自転車のホイールと
なんでも楽器にしてしまう。

マフィアからの救出劇、逃走劇はハラハラドキドキ。
追っ手の車のクラッシュの仕方が面白い。

セリフはほとんどない静かなアニメ。
細部まで丁寧に描きこまれた
「白雪姫」を思わせるような職人芸。
CGなど見た目の派手な特殊効果に捕らわれて
冷たくデジタル化した近年のジャパニメーションが
忘れてしまった手作りの温かさがある作品です。