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2007/10/13

「踊る大捜査線 THE MOVIE」(★★★★☆)

1998年。出演:織田裕二、柳葉敏郎。

かなり昔に見て内容を忘れてたんだけど、
スピード感のあるストーリー展開にどんどん引き込まれて、
ウィットに富んだ緩急の付け方で飽きさせず、面白かったです!

警察の上の人間は、緊張感がなくて、お堅い頭で融通が利かず、
予算のやりくりにうるさくて、嫌な仕事ばかり回してきて、
最初は、仕事をめんどくさがってた現場の刑事たちが、
おちゃらけながらも、いざ事件になると真剣にぶつかっていく。
そんな、ギャグとシリアスの切り替えが楽しかったです。

身代金の札束の番号を控えるのに、
警察でもコピー使っちゃダメなんだw
コーヒー代くらい、経費じゃなくて自腹でおごってよw

「なぜ、事件が起こったかと考えるな」
「人が事件を起こすんじゃない」
「事件が人を起こすんだ」

サイコ女のミステリアスな怪事件と、
常識外れの推理から、犯人がわかってくる辺り、
インターネットや未成年の犯罪とか、今の時代ならではですね。

黒澤明の「天国と地獄」の有名なモノクロに赤い煙のシーンが
リスペクトされていたのはうれしかったです。

「事件は会議室で起きてるんじゃない!」
「現場で起きてるんだ!」

この有名な台詞は、犯人を捕まえる緊急事態なのに、
上司が手柄の取り合いにもめてたからなのね(^^;

そのおかげで、負傷した青島に室井が肩を貸す友情シーン。
昇進したら現場のことも考えると、
誓った約束を果たすのはいいんだけど、
あんなに重症で苦しがってるんだから、
救急車の担架が来るまで待ってたほうがいいじゃん(^^;

まあ、織田裕二と柳葉敏郎は、2人とも好きな俳優なので、
細かいことは気にせずに、素直に楽しめましたよ〜


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