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【映画】生きる 黒澤明1952年【感想】4

2023年01月09日12:34
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2023/1/8

【映画】生きる 黒澤明1952年【感想】


黒澤明監督作品1952年!

生命短し、恋せよ乙女。

今でこそ、人生をテーマにした映画は多いものの、
当時は他に「素晴らしき哉、人生!」くらいでした。

もしも、自分の死期を知ってしまったら?

死に直面して、生を感じる。
何か目標を持って一生懸命に頑張る。

偉業を成し遂げなくても、
そこに生きる意味があると問いかけてます。

後半のお役所仕事の風刺は蛇足のようにも感じましたが、
意味のない人生を表現するのに必要だったんでしょうね。

あと「生きる」って、ジブリのキャッチコピーで安っぽくなったよね…。

映画:イゴールの約束(★★★★☆)4

2007年02月06日15:31
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2007/2/2

「イゴールの約束」(★★★★☆)

1996年、ベルギー、フランス他

監督:
リュック・ダルデンヌ、
ジャン・ピエール・ダルデンヌ。


自動車工場のアルバイトの少年、イゴール。

彼は、
出稼ぎに来た不法移民の外国人労働者から、
宿代をせしめる父親の手伝いもさせられていた。

ある黒人が事故で重症を負い、
管理局のガサ入れを恐れた父は、彼を見殺しにする。

黒人から妻子を頼むと、死に際に約束したイゴールは、
妻子を邪魔に思って追い出そうとする父から、
なんとか助けてやろうとするのだが・・・

目先の利益、
金のため、生活のためなら汚いこともする、
生々しい人間の生活臭が、すごくリアルに感じられます。

ギャンブル、ビール、タバコ、セックス。
貧しい暮らしだからこそ、
人間のシンプルな快楽があらわになる。

とにかく、父親が、見た目も中身も醜いだけあって、
まだ若いイゴールの純粋さが際立ちます。

しかし、
父親は、息子の将来を思っての行動であり、
そうするしか生きていけないのが現実。

今まで、父親に従順だったイゴールは、
約束という義理と良心から、父に逆らって自立する。

ラストシーンは、
なんともいえない悲しい脱力感に見舞われました。


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