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2008/7/11

「ゲド戦記」2006年(★☆☆☆☆)

「命を大切にしないやつなんか大嫌いだ」(棒読み)

いきなり、こんなこと言われても困るんですけど(^^;
評判が悪いのは聞いてたけど、ここまで酷いとは思わなかったわ。

ジブリにしては、奴隷や麻薬とかダークな世界が描かれていて、
前半は、ダンディなハイタカや憎らしい悪党がそれなりによかったです。

でも、主人公のアレンがウジウジした暗い性格で、
ヒロインのテルーは無愛想で偏屈な性格で、
キャラクターに全く魅力がありませんでした。

人間の果て無き欲望が世界の均衡を崩すとか、
戦記と名づけて大層なテーマを掲げてるわりには、
死を恐れて永遠の命を求める魔法使いの欲望と、
生を恐れて自分を見失った青年の心の葛藤という個人的な物語。

わたしがテルーだったら、命の大切さをくどくど説明するより、
腑抜けたアレンに、一発ビンタをかまして目を覚まさせるわ!
というか、いつの間にテルーはツンからデレになってるのよ(^^;

最後の方になってくると、竜とか魔法の剣の登場が支離滅裂だし、
魔女はグログロで気持ち悪いし、見てるのが苦痛なだけでした。

これ、宮崎駿じゃなくて、その息子さんの作品だったんですね。
CMで流れるトトロとポニョとのギャップが大きすぎます(><;