「驟雨(しゅうう)」56年{昭和31年}(A)

監督:成瀬巳喜男
出演:原節子、佐野周二
原作:岸田国士

成瀬作品は倦怠期の夫婦の話が多いね。
なんか、この映画、カラーにみえるんだけどなんでかなー?

親戚の新婚夫婦の悩み相談役になる先輩のおば夫婦。
新婚旅行で、夫のつれない態度が嫌になった新妻のアヤコ。
男には男の、女には女の言い分があるものですねー
どっちかというと、男が自分の都合のいい理屈を並べて
女がそれを我慢する感じ。
この時代は、男は外、女は家ですね。
年を重ねて相手の嫌なところも妥協するようになると言う。
日本地図を描かせて、キュウリとかナスビとか言われてるしw

「愛されているかいないかなんで第二よ」
「第一の問題は、私が愛されて幸福な相手かどうかだわ」

かわいがっている野良犬のことで、近所から苦情がくるのは
つらいわね><
でも、隣に引っ越してきた人はやさしいいい人ね。
それでも、お互い、外ではいい顔してるけど
家の中ではグチグチ言ってるしw

財布が盗まれたり、リストラされたり、夫は胃を悪くする。
月給9000円、退職金10万円ってどんなだろう・・?
近所の集会で、皆がそろって近所の文句や苦情を言い合うのは嫌だわ・・
夫と妻で、今後の仕事のことで意見が食い違い、
夫婦は別居の危機に。
それを救ってくれたのは、
最初に夫婦間の問題で悩んでいたアヤコの手紙だった。

夫婦とは、苦労も2人で分かち合って乗り越えて
一緒に生きていくものなのです。
最後に子供が落した紙風船で夢中になって遊ぶ夫婦の姿で幕を閉じる。
素晴らしいラストです。

原節子って、日本のオードリー・ヘプバーンみたいですね。
清楚で健康的なイメージが好感度抜群です。