「2ペンスの希望」51年(B)

貧しい一家の稼ぎ頭、アントニオは兵役から村に帰ってくる。
彼にはカルメラという恋人がいるが、花火職人の彼女の父は
ふたりの結婚に猛反対。

アントニオは仕事を探して組合を作り、
バスの運転手になるが大失敗。
しかたなく、似合わない教会に雇ってもらうことになる。
やがて、彼はひと知れず村を出るのだが・・

「地獄より恐ろしいのは息子に取り付いた娘です」

アントニオを夢中で追いかけるカルメラ他、
個性的な村人の性格がおかしいです。
3つの映画館が掛け持ちでひとつのフィルムを運ぶのは
「ニュー・シネマ・パラダイス」を思わせます。

「ママ、金色の雨が降ってきた」

アントニオが村を出て消息不明になり、
彼に捨てられたと失望するカルメラは
花火の事故で自殺しようとする。

「ぼくがほしいのはカルメラの美しさだけだ、
 持参金なんていらない」

と、カルメラの父の前で服を脱ぎ捨て駆け落ちするふたり。
主人公のアントニオが好青年で本当にいい男なのですよ〜!
この作品のノリはまるで50年代のアメリカ映画のようです。
わたしはけっこうイタリアの映画と相性がいいのかもしれません。