映画:つ

翼よ!あれが巴里の灯だ3

2025年11月22日12:05
「翼よ!あれが巴里の灯だ」57年(C)

監督:ビリー・ワイルダー
出演:ジェームズ・スチュアート

1927年、1人の青年が偉業を成し遂げた。
NYのルーズベルト空港からパリのプルージュ空港まで大西洋横断、
5810km、33時間30分の単独飛行に成功した。
これは、そのチャールズ・リンドバーグの実話を元にした作品です。

セントルイスの郵便飛行士リンドバーグは大西洋横断の野望を抱き
航空会社に援助を求めるが、皆に自殺行為と失笑される。
それでもめげずに緻密な計算をして、自分で飛行機を設計して
セントルイス・スピリット号を完成させる。
燃料、重量をギリギリまで切り詰めて、前方の視界もないほど。

汽車の中で墜落の話をするおじさんとのやりとりがおかしいです。
セリフ回しが早口に感じるのは、ワイルダー流でしょうか。

同じ頃、パリからNYに向けて、ベテランの水上機が発進。
どちらが早く着くか競争になるが、フランス組は墜落してしまい
発進前夜は、不安と緊張で眠れなくなる。

そして、多くの仲間たちに見守られて、いよいよ発進!
天気は雨と霧で最悪。
過酷な状況の中、睡魔、疲労、孤独と戦う。
孤独なフライトの慰めとなったのが、紛れ込んできた1匹のハエ。
寒さで機体が凍りつき、計器の故障のトラブルを乗り越える。
スチュアートがうとうとする場面。
長尺でみるのに疲れてきたこともあって、
ねむっちゃだめだーと心の中で叫びました。

「空を飛びたがるのは、まともな人間じゃねえ」
「なぜ、大空へ?」「なぜかな・・」

理由なんていらないです。
挑戦をすることで人類は進歩してきました。
空を飛ぶ勇士。これぞ、男のロマンですよ!

ヨーロッパが見えて、あと1時間で到着というところで一安心かと思いきや
最後まで冷や汗をかかせてくれます。
空から見る凱旋門の灯りとエッフェル塔の夜景は絶品。

見事、着陸に成功して、20万の大観衆がかけよるラストはあっぱれです。
アメリカに戻って、400万の大パレードで大団円。
ストーリーは単純なのに飽きさせないのは、
スチュアートの話術の上手さですね。


3

2025年11月22日12:04
「妻」53年{昭和28年}(B)
監督:成瀬巳喜男

結婚10年目の倦怠期の夫婦。
会社で夫が弁当を食べるとき、中に髪の毛が入っているのをみつけて
邪険そうに捨てるのが細かいw
他にも、妻にそっぽ向けて一人だけ先に寝る夫。
ほんとに嫌々そうw
同僚の男が妻に逃げられてしまい、家に置いてやる。
妻は不満たらたら。
なんか、周りがドタバタして、この夫婦が振り回されてる感じ。

妻と下宿人が毛糸を丸めながら会話するのが、なんかいいw
今度は、夫と下宿人でタバコと酒を飲んで語ってるしw
ほんとに、この下宿人がいいキャラですw
でも、おかしな作品ではないですよ><

夫は、会社の出張だと言って、子持ちの女と浮気をする。
妻に浮気がバレて、どんなことがあっても別れないと泣く妻。
意を決した妻は、浮気相手の女に会いにいく。

なんか、妻の性格が嫉妬に狂った鬼みたいで
浮気相手のほうがいい人にみえてかわいそうに・・
普通は逆なのにね><
最後はズーンと重くなる救われない終わり方でした・・


妻として女として5

2025年11月22日12:03
「妻として女として」61年{昭和36年}(S)
監督:成瀬巳喜男

「世界は人間のものでしょ?」
「動物や植物は人間のために生きてるんじゃないと思うな」
「そんなこと言ったら、人間だって人間のために生きてるんじゃないわ」
「私は私のために生きてるの」
「お父さんやお母さんは、みんな子供のために生きてるんじゃない?」
「妻は夫のため。夫は妻のために生きるのよ」
「そこに、子供が産まれる。温かい家庭ができる」
「それが、人間の生活の喜びってものじゃない?」

という出だしで始まるこの作品。
カラーTV、クーラー、車。
3Cと呼ばれた三種の神器が欲しいという昭和の時代ね。
よく歌がでてくる映画で和みますw

「一夫一婦制は、人間が作った最低の法律だ」だって><
昔は、女性の価値というと、
後継ぎの子供を産む役だけだったんですよね。

大学の先生の父は、妻と子供2人がいる家庭を持っているが、
実は、妻は子供が産めない体で、
育てられた2人の子供は妾が産んだものだった。

父は今でも世間の目を気にしながら、妾との密会を重ねている。
もちろん、子供はそのことを知らない。

妾のお婆さん曰く、
「旦那さんの朝悟飯を作るのが女の一番の幸せ」だって。

ずっと父を一途に想っていて、
温かい家庭がないことを寂しく想う妾の女。

「浮気と本気とどう違うの?」
「浮気は金がかかるけど、本気はタダさ」
「浮気って、傷つくのは相手じゃないわ。自分よ」

一人身の辛さに、他の男に浮気をしようとする妾だったが・・
情緒不安定になってしまう妾。
なんで、こんな優柔不断なメガネの中年のおっさんに
マジで惚れるのかわかんないわ><

「世の中で一番高いのは女の体なのよ」
「安いのも女の体だけどね」

どちらも自分が被害者だと思う妻と妾の対決は凄まじいです!
わたしは、妻のほうが被害者だと思うけど
あまりに妻の態度が鬼なので、妾に情が移ってしまいます。

慰謝料もロクに貰えず、人間扱いされないと嘆く妾。
金も仕事も子供も妻が奪って、全部失ってしまう妾。
なんで、女がこんなに苦しまなければいけないのか。
悪いのはみんな、男の父の浮気じゃないですか!

意を決した妾は、子供を返してくれと迫る。
ついに、子供は真実を知ってしまう。
産みの親と育ての親と、どちらが大切なのか?

「生まれてから三十何年、わたしは何のために生きてきたんでしょう?」
「わたしは、自分が生まれて生きた証を自分のものにしたいんです!」

そして、家庭は崩壊する・・

「大人って物凄く嘘吐きだな」
「私達、まるで生まれてきたらいけなかったみたいじゃない」

物凄く救われない、後味の悪い映画です。
これ、R−12指定とかにしたほうがいいんじゃないかと思ったほどです。
これを見ると、妬みや憎しみで人を殺したくなる気持ちが
解るような気がします・・


妻よ薔薇のやうに3

2025年11月22日12:02
「妻よ薔薇のやうに」35年{昭和10年}(B)
監督:成瀬巳喜男

アメリカで初めてお金を取って公開された作品。

父は妾を作り、家を出て子供まで作る。
母はそれでも父のことを深く想い、帰りを待ちこがれている。
そこへ夫婦揃っての仲人の話が出て、娘が田舎の父を訪ねにいく。
男の月給が55円、女が45円の時代なのね。
金銭感覚がわからない><

向こうの子供には、
「お父さんの大事な人で、大人になったら解る」ってみんな言うw
なんか、こんな状況なのに妙に暗くなく、ほんわかとしてますね。
普通は、もっとグログロするでしょうに。

しかし、向こうの家にも事情があって・・
この辺が複雑な人間関係で、割り切れない人の心と絆が重い。
てっきり修羅場になるかと思ったら、妙に礼儀正しい娘と妾。
本当に罪作りな父親ね!
そして、この時代の女性は謙虚すぎです><

車を止めるコツを映画で覚えたって
「或る夜の出来事」のクラーク・ゲーブルかしら?
父と母の再会も妙に他人行儀で余所余所しくてぎこちない。
最後の「お母さんの負けだわ」が心痛いです・・


鶴八鶴次郎3

2025年11月22日12:01
「鶴八鶴次郎(つるはちつるじろう)」38年{昭和13年}(C)

監督:成瀬巳喜男
出演:長谷川一夫、山田五十鈴

川口松太郎の原作を映画化。
いらないセリフはカットする、トーキーなのにサイレントのような作品。

「芸人はお客が一番大切なはずだ」
「どんなに芸が上手でも聞く者がいなければしょうがない」
「お客があって芸が生まれるんだ」

名コンビの芸人の鶴次郎とおとよは些細な事で喧嘩してばかり。
親方は2人が夫婦になればいいと思っているのだが・・
いざ結婚の話がでると急接近する2人。
独立して自分達だけの劇場を作る。

しかし、資金のことで大喧嘩して結婚の話も破綻になり別れる。
おとよは資金を出してくれた金持ちのところへ嫁に行く。
案の定、コンビが解散したことで鶴次郎の人気は衰えていく。
元々、二人で一人という芸人だったのが落ちぶれて哀れです。

そんな鶴次郎を見かねて、
改めてコンビを組んで助けてやろうとするおとよ。
しかし、鶴次郎は素直にならずに、昔のように彼女を邪険に突き放す。
その真意とは?

おとよは、家を捨ててでも芸者の道に戻りたかった。
それをよしと思わない不器用な男が、
愛した女のためを思って嘘をつく。

果たしてこれでよかったのでしょうか?
女の幸せは仕事ではなく家庭にあるのでしょうか?
もし、わたしが一生を懸けたい仕事をみつけたら
その道を進みたいですね。
愛する人にはその人が望む事をさせてあげるのが一番だと思います。

でも、おとよの場合は結婚して家庭があるから
鶴次郎はそれを壊したくなかったのでしょう。

男って惚れた女を守ろうとする本能みたいなものがあるのでしょう。
自分の欲を考えない鶴次郎の態度は立派だと思います。
自分が得られるものもなく、
自分が与えたものも見えない愛の形もあるのです。

こう書いてると、すごくいい話だったと思うのに
あんまり感動しなかったのはなぜだろう・・?


罪と罰1

2025年11月22日12:00
「罪と罰」83年(D)

ロシアの文豪、ドストエフスキーの原作の映画化ですね。
いきなり登場する製肉場。ううう、こういうの苦手〜

ラヒカイネンは理由もなく、ある男を殺害。
エヴァはそれを目撃して警察に通報するが、
面通しで、彼は犯人ではないと言う。

そして、別の男が逮捕される。
実は、殺された男はラヒカイネンのフィアンセをひき殺して
無罪になった男だった。

罪の意識から自首するラヒカイネン。
罪には罰が必要なのですね。
でも、映画的な面白さはありませんでした。


【映画】椿三十郎 黒澤明1962年【感想】4

2023年01月05日20:01
ブログネタ
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2023/1/5

【映画】椿三十郎 黒澤明1962年【感想】


黒澤明監督作品1962年!

一番気楽に見れると思い最初に選びました。

古い映画なので音声が聴き取れないのが
難だけど、ユーモアあり痛快な時代劇の殺陣!

三船敏郎と仲代達矢の緊迫の居合の決闘は大迫力で、
サムスピなど後世の作品に多大な影響を与えました。

つばさ3

2006年05月28日19:35
ブログネタ
映画鑑賞日記 に参加中!
2006/5/28

1927年 アメリカ製作。

「つばさ」(★★★☆☆)

監督:ウィリアム・A・ウェルマン

第1回アカデミー賞作品賞受賞。

「流れ星を見たら、どうするか知ってる?」
「好きな女の子に、キスするのよ」

この時代だから、サイレントなのね。
知らなかったわ〜
当時は、空中撮影が斬新だったのでしょう。

飛行機に憧れる青年ジャックと、親友デビッド。
ジャックの恋人シルビアに想いを寄せるデビッドと
ジャックに片思いの女友達メリーの複雑な関係。

2人は、第一次世界大戦の空軍に志願する。
その時、互いに好きじゃない方の女性から
お守りの写真をもらって、出発する。
このすれ違いから、2人の仲は悪くなっていく。

初任務の偵察飛行。
上下左右にくるくる回転する座席で
パイロットの訓練するのねーw
翼に懸ける男のロマンが「紅の豚」のようです。

ジャック会いたさに、自動車部隊に志願するメリー。
勇敢でいじらしい!

空中戦の撃ち合い、爆弾の投下、飛行機の墜落が
この時代にしては、すごい迫力ね〜!

2人の活躍が認められて、昇進。
舞い上がって、ハメをはずしてしまう。
ジャックとメリーのやり取りは面白いけど、
泡のシーンは、中だるみというか、いらないな〜

デビッド
「頼む。僕の勲章を母に届けてくれないか?」
「今日は、帰って来れない気がするんだ」

いつしか、シルビアと心が通うようになったデビッドは、
いまだにシルビアを想い続けているジャックに、
その想いを伝えられない。

そして、喧嘩したまま出撃を迎える2人。
デビッドの運命はどうなるのか?
英雄として、帰還したジャックだったが
自責の念に駆られるのだった。

当時はすごい映画だったんだろうけど、
今見ると、さすがに古臭く感じちゃうね。
あと、音楽が、ただ鳴らしっぱなしで
盛り上がりに欠けるかな〜
話の流れは予測できたけど、なかなかよかったです。


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