2007/8/15
はだしのゲン 千の風になってドラマスペシャル
「ゲンは、元気のゲンじゃ!」
黄金色に輝く麦畑が美しい〜!
遅れましたが、録画したのをじっくりと見ました。
かなり、原作に忠実な作りでしたね。
元気良く軍歌を歌うゲンたちに、時代を感じさせます。
特に、シンジ役の子は、イメージにぴったりでしたよ!
前半は、父が戦争に反対することから、
一家が非国民扱いされて、世間から迫害される辛い生活を描く。
今では考えられないけど、
当時の軍国主義は、本当に狂った思想としか思えないです。
汁だけのお粥しか食べられないような食糧難があったり、
学校や近所で白い目で見られて、虐められたりと・・・
こんな悲惨な状況でも、
一家の大黒柱の父の威厳と、家族の信頼と絆で固く結ばれて、
どんな困難でも挫けない強い心を持って立ち向かう姿に感動!
それなのに、追い討ちをかけるような原爆の投下。
もっと早く戦争を止めていれば、
こんな悲劇は起こらなかったのに・・・
有名なキノコ雲は出なかったけど、
原爆お化けの酷さは、テレビでギリギリOKくらいの表現で、
よくやったほうだと思います。
家族が瓦礫の下敷きになって、
助けられずに死んでしまうシーンは、
感動を誘う音楽の雰囲気で、鬼気迫る緊迫感がなかったのが残念。
実際に、家族が目の前で焼け死ぬ状況で、
あんなドラマチックな雰囲気にはならないでしょう(><;
後半は、原爆後遺症と貧困に苦しむ人達を描く。
放射能の黒い雨が降り、体を蝕まれて死んでいく第二の悲劇。
戦争が終わっても、原爆の脅威は止まらないのです。
新しく女の子の赤ちゃんが生まれて、
シンジの生まれ変わりの竜太を家族に迎えて、
破滅の状況から、必死に生き抜こうとするものの、
家も食べ物もなく、
栄養失調で赤ん坊は衰弱死してしまいます。
家族の遺骨をバケツに入れて、回想に浸るのが痛々しい(><;
被爆者が差別、迫害される中で、
ピカに苦しむ包帯男を世話することになったゲン。
自分の醜い姿に嘆き、
絶望して自暴自棄になっていた彼を勇気づけて、
手足が使えなくても、口だけで絵を描くまでに立ち直らせます。
原作では、原爆の酷さを伝える絵を命がけで描いたのですが、
ドラマでは、麦畑で笑うゲンと竜太の絵でしたね。
そう、
このドラマのテーマは、希望を象徴する麦のような強さ。
ラストで、家に戻ってきたゲンが見つけたのは、
70年は草木が生えないといわれた死んだ土地に生えた麦の芽。
そこには、踏まれても真っ直ぐ育つ麦のようになれという、
父の励ましの言葉が込められてました。
どんな困難があっても、希望を持って強く生きろと。
何かに挫けそうになったとき、この話を思い浮かべると、
わたしの悩みなんて、これに比べたらちっぽけなものだと気付き、
負けないように頑張る勇気が湧いてくる名作なんですよ〜!
はだしのゲン 千の風になってドラマスペシャル
「ゲンは、元気のゲンじゃ!」
黄金色に輝く麦畑が美しい〜!
遅れましたが、録画したのをじっくりと見ました。
かなり、原作に忠実な作りでしたね。
元気良く軍歌を歌うゲンたちに、時代を感じさせます。
特に、シンジ役の子は、イメージにぴったりでしたよ!
前半は、父が戦争に反対することから、
一家が非国民扱いされて、世間から迫害される辛い生活を描く。
今では考えられないけど、
当時の軍国主義は、本当に狂った思想としか思えないです。
汁だけのお粥しか食べられないような食糧難があったり、
学校や近所で白い目で見られて、虐められたりと・・・
こんな悲惨な状況でも、
一家の大黒柱の父の威厳と、家族の信頼と絆で固く結ばれて、
どんな困難でも挫けない強い心を持って立ち向かう姿に感動!
それなのに、追い討ちをかけるような原爆の投下。
もっと早く戦争を止めていれば、
こんな悲劇は起こらなかったのに・・・
有名なキノコ雲は出なかったけど、
原爆お化けの酷さは、テレビでギリギリOKくらいの表現で、
よくやったほうだと思います。
家族が瓦礫の下敷きになって、
助けられずに死んでしまうシーンは、
感動を誘う音楽の雰囲気で、鬼気迫る緊迫感がなかったのが残念。
実際に、家族が目の前で焼け死ぬ状況で、
あんなドラマチックな雰囲気にはならないでしょう(><;
後半は、原爆後遺症と貧困に苦しむ人達を描く。
放射能の黒い雨が降り、体を蝕まれて死んでいく第二の悲劇。
戦争が終わっても、原爆の脅威は止まらないのです。
新しく女の子の赤ちゃんが生まれて、
シンジの生まれ変わりの竜太を家族に迎えて、
破滅の状況から、必死に生き抜こうとするものの、
家も食べ物もなく、
栄養失調で赤ん坊は衰弱死してしまいます。
家族の遺骨をバケツに入れて、回想に浸るのが痛々しい(><;
被爆者が差別、迫害される中で、
ピカに苦しむ包帯男を世話することになったゲン。
自分の醜い姿に嘆き、
絶望して自暴自棄になっていた彼を勇気づけて、
手足が使えなくても、口だけで絵を描くまでに立ち直らせます。
原作では、原爆の酷さを伝える絵を命がけで描いたのですが、
ドラマでは、麦畑で笑うゲンと竜太の絵でしたね。
そう、
このドラマのテーマは、希望を象徴する麦のような強さ。
ラストで、家に戻ってきたゲンが見つけたのは、
70年は草木が生えないといわれた死んだ土地に生えた麦の芽。
そこには、踏まれても真っ直ぐ育つ麦のようになれという、
父の励ましの言葉が込められてました。
どんな困難があっても、希望を持って強く生きろと。
何かに挫けそうになったとき、この話を思い浮かべると、
わたしの悩みなんて、これに比べたらちっぽけなものだと気付き、
負けないように頑張る勇気が湧いてくる名作なんですよ〜!